解説
J.フェルト (1925-2007) はチェコ生まれの現代作曲家で、1972年から母校のプラハ音楽院で作曲の教鞭を執りました。彼の音楽の特徴は簡素化、明瞭さを追求した器楽曲が多く、それぞれの楽器の特性を熟知した活用法と色彩感は魔術師のようです。この 『協奏的二重奏曲 (1982) 』 は、半即興性を伴う楽句や近代特殊技法を用いた 【超技巧的演奏会用二重奏曲】 です。組曲風で自由な形式による緩急の5曲からなります。I.イントロダクション(序奏)II.トッカータIII.インターメッツオ(間奏曲)IV.スケルツォV.エピローグ(後奏曲)以上、全曲共に半音階的な (1st & 2nd) 音の綾で結ばれ、現代風で神秘的な響きが美しく魅力的です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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