解説
W.A.モーツァルトが1778年パリ滞在中に作曲した一連のピアノのための変奏曲の中で、最も知られた名曲 『キラキラ星による12の変奏曲 ハ長調 KV300e (265) 』 を原曲に忠実に二重奏用に編曲された作品です。原題はフランスで当時流行したシャンソン 「ああ、お母さん、あなたに申しましょう [Ah! vous dirai-je, Maman]」 で若いお嬢さんがお母さんに、恋人への想いを打ち明けようとする 「恋歌」 です。単純な4分音符の 「キラキラ星 」の旋律が種を変え、仕掛けを変えて、徐々に3連符から16分音符へ、更に32分音符へと変奏され、その旋律の織りなす綾は実に美しく見事です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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