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アルフテルは、ドイツからスペインに移住した音楽一家の家系に生まれました。2人の伯父もグローブ音楽辞典に載っている作曲家です。彼白身はマドリッド音楽院でデル・カンポに師事した後、ポーランド生まれのフランス作曲家タンスマンに教えを受けました。ファリャと関係の深かった伯父たちの影響を受けて始まったアルフテルの作風は、次第にバルトークやストラヴィンスキーヘと向いてゆきます。「デブラ」 は1980年イタリアの音楽祭で、アルフテルの娘マリアのフルートにより初演されました。デブラとは、「カント・グランデ」 とよばれる形式で、純粋なアンダルシアの民謡に題材を求めています。この民謡は、いくつかの特徴があります。a)歌う際に伴奏を伴わない。b)非常にゆっくりした部分の後に高度にリズムに満ち溢れ緊張感ある部分が続く。c)クライマックスで歌い手は手をたたいてリズムを打ち、歌にコントラストを与える。d)歌の中に4分音の使用が見られる。フルート独奏のための 「デブラ」 では、民謡のエッセンスが見事にフルートの表現力とマッチして、活力のある作品として仕上がっています。(解説/三上明子)ニュース
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