解説
フランスのパリを拠点に活躍している平義久氏 (1938-) の代表作で、CD 「イサム・ノグチに捧げる〜平義久作品集」 に収録され、知られるようになった曲です。タイトルの仏語 [SYNCHRONIE] は 「共時態」 (言語学) の意味を持つ語だそうですが、この二重奏では、「2本の笛が同時に同調し合う (シンクロナイズド) 」 と解釈しています。第1と第2フルートとが、終始一貫して彼が使用する独特の記号楽譜により、半即興的に、しかも現代特殊奏法を駆使して同調し合い、また、時に同時に対話して、聴衆を東洋的な神秘の空間に誘い込みます。(解説/佐野悦郎)ニュース
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