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<収録CD>解説
レナード・バーンスタインは、その生涯を指揮者と作曲者の両方に精力的に生きた人でした。彼の作品は 「ウェストサイド・ストーリー」 を始めとするエンターテイメントの要素を強く持つもののほかに、この 「ハリル」 のように、作曲家としての良心に従って書いた作品があります。「ハリル] とは、ヘブライ語で 「フルート」 のことで、1973年のイスラエル戦争で戦死した19歳の才能豊かだったフルーティスト、ヤーディンとその同胞に捧げられています。12音列の表情豊かなフルートの旋律から始まるこの曲は、調性と非調性、叙情的要素と劇的要素、歌とダンスなどを融合させ、夜のイメージ・・・・・・願望充足の夢、悪夢、安眠、不眠、夜の恐怖、そして死・・・・の葛藤を描いています。ピアノ伴奏譜には、打楽器のパートも添えられ、共演できれば効果的です。20世紀の生んだフルートとオーケストラのための作品の中で、重い位置が与えられるべき作品だと思います。(解説/三上明子)ニュース
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