解説
この曲は、1921年に作曲され翌年に出版されてから、長らく再版されず、復刻が待たれていました。今回出版された楽譜では、初版を忠実に再現しているので、所々にピアノ・パートの指使いまで付けられています。ゴーベールは多忙な生活 (指揮者、フルーティスト、教育者) のかたわらで、多くの作品を残しています。それらの作品は、同時代のフルーテ ィストのために親愛の情をもって書かれたものが多く、わたしたちも大作曲家の作品に対するのとは違った寛いだ気分で演奏できるように思います。「組曲」 は、4曲から構成され、それぞれ、友人のフルーティストに捧げられています。第1曲 「祈願」 ( ジョルジュ ・バレールに)第2曲 「東洋的な子守歌」 (ルイ・フルーリーに)第3曲 「舟歌」 (マルセル・モイーズに)第4曲 「スケルツォ・ヴァルス」 (ジョルジュ・ローランに)(解説/三上明子)ニュース
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