解説
『ダンス組曲』 は3楽章からなる楽しい愉快な舞曲の組曲です。第1楽章 流動感に溢れるジャズ風のメロディーが爽やかな 「生きる喜び (Joie de vivre) 」 です。第2楽章 「ハバネラ」 のリズムがAlto.Fl.によって繰り広がり、魅惑的に踊る3人 (3 Fls.) は異国情緒を豊かに表現します。第3楽章 「フゲッタ (小フーガ) 」 で、躍動感とスピード感のある主題が3連符によって次から次へと追い掛け回る様子は気分壮快です。M.J.レーガン (1947- ) は英国の現代作曲家の一人です。彼の作品は軽快なジャズのリズム、そして奥様がマレーシア出身という影響から、東洋的な素材をもとにした民謡の作風で知られています。この作品も同様な作風で書かれた聴きばえのする異色の上級JAZZ四重奏組曲であり、1991年の 「グリニッジ・フェスティバル」 の際に初演されました。J.ステレードの 『笛吹きの休日』 (4Fl)、P.ボノー 『ディヴェルティスマン』 (4Fl & Pf)、R.ギヨー 『ディヴェルティメント・ジャズ』 ( 3Fl & AltoFl) と同様 jazz リズムの乗りが楽しい作品です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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