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細川俊夫は現代音楽の国際的な舞台での活躍目覚ましい作曲家です。若くしてベルリンに10年間。ベルリン芸術大学において尹伊桑に師事した後、フライブルク音楽大学においてフーバー、ファーニホウに師事。ベルリン・フィル創立100周年記念作曲コンクールで第1位を獲得してから、数々の賞を受賞。「線I」は、1984年にフルート独奏のために作曲されました。その後、「線II」はチェロ、「線IV」はオルガン、「線V」はアコーディオン、「線VI」は打楽器、「線VII」はバスーンのためにと書き続けられています。東洋の音の生み出されるプロセス「気―息―声(音)」を表現することが「線I」作曲の中心課題であったと作曲者は記しています。「線I」は、東洋の書に見られる毛筆による線を音によって表現する独自な哲学が結実した作品であり、彼にとってその後の音楽思考の原点となった作品。作曲者の解説の引用、『I部では時間の箱の密度の濃淡のプロセスを追い、II部では、気―息―声の原型がまずあらわれ、そこから、長い線の様相がゆっくりと変化していく。そしてしだいに音域が高低の2つにむかって極化しつつ、その最低音に達した時空間を裂くような一音によって曲は終わる。』(解説/三上明子)ニュース
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