解説
フランスのフルーティスト、教育者兼作曲家、それに [Billaudot社] の編集者であるP.ポーボン氏 (1910-1994) は、同社で多くの業績を残して他界しました。彼の代表作はこの 「四つの女の容貌』 (1976) であり、女性の 「四つの姿、様子」 を美しく、楽しく描写した作品です (難易度上級)。各楽章にはその特徴的な副標題が付けられています。第1楽章 アダージョの不思議な響き、半音階的旋律を駆使した 「奇妙な眼差し」第2楽章 移り気で浮気っぽい様子を軽快なスケルツァンド楽章で表現した 「気まぐれ」第3楽章 美しい和声、気品のある優しい旋律とで美しい女性の姿を表した 「優美で上品・高貴でおしゃれ」第4楽章 小学校付属宿舎でのおしゃべりを楽しむ子供たちを描写した楽しい楽章 「寄宿生 (侍女) の対話」各楽章とも女性の性格と特徴を的確に備えた作品です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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