解説
フランス印象主義の開拓者であるC.ドビュッシー (1862-1918) の傑作ピアノ曲 「子供の領分」 より3曲を選曲し編曲した、4本のフルートの為の 『3つの小品』 【中級用】 です。第1曲 ギター伴奏で踊るスペイン風の舞踏 「お人形へのセレナード」 (第3曲 E-dur)第2曲 牧童が笛で奏でる牧歌 「小さな羊飼」 (第5曲 A-dur)第3曲 機械仕掛けで踊る黒人道化の、ジャズの乗りが陽気で楽しいダンス 「ゴリーウォーグのケークウォーク」 (第6曲 Es-dur)以上3曲、原曲に忠実に編曲された合奏曲集 (カッコ内は原曲のNo.と調性) です。この曲集は1906-08年にかけて作曲され、C.ドビュッシーの2度目の夫人エマ (Emma Bardac) との間に生まれたクロード=エマ、愛娘シュシュ (Chouchou) に捧げられました。一般的に仏語で表記されるタイトルがなぜかこの曲集のみ英語でかかれています。その訳は、エマ夫人のイギリス心酔をドビュッシーが優しくからかったと言われていますが、その心づかいはさすがで、やはり愛情のこもった傑作小品集です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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