解説
マイク・マウアーはロンドンの王立音楽院でフルートを学んだ後に、その素養を元にジャズ方面の活動を盛んに行なっています。彼はフルートの他にもクラリネット、サキソフォーンもこなし、ジャズのサクソフォン・カルテットとしても成功を収めています。また、エヴリン・グレニー、ジェームズ・ゴールウェイなど、有名なミュージシャンから作曲を依頼されるなど、ジャズとクラシックをつなぐ作曲家として活動しています。マウアーは、自身の出版社Itchy Fingersから多くの自作を刊行しています(ちなみにItchy Fingersには、「人の物を盗みたくなる気持ち」の意があります)。 「ソナタ・ラティノ」は1994年の作。全3楽章からなり、第1楽章Salsa Montunateはキューバ起源のサルサ、第2楽章Rumbangoはアルゼンチンのタンゴ、第3楽章Bossa Merengovaはブラジルのサンバというように、中南米の音楽を1曲に盛り込んだ作品です。それぞれの音楽の特長が生かされた異色のソナタとなっています。(解説/三上明子)ニュース
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