解説
グバイドゥーリナは、1931年、ロシアのタタール共和国生まれの作曲家です。1980年代から、ヴァイオリニスト、ギードン・クレーメルによる演奏により、西側の国々にも広く知られるようになりました。彼女は、生地近くのカザン音楽院を経て、モスクワ音楽院で作曲の勉強を修めました。作曲家としての活動は、1963年に始められましたが、「アレグロ・ルスティコ」 (田舎風のアレグロ) は、正に、その年に作曲されています。(楽譜出版にあたって1993年改訂)。グバイドゥーリナは、自ら、即興演奏を手掛けて作曲活動を進め てきた人で、ロシア・コーカサス・中央アジア・東アジアなどの民族音楽も積極的に取り入れています。1992年から、ドイツに移り住んで、活発に作品を発表しています。「森の響き」 は、1978年作です。たぶん、1曲ずつが短いので、2曲まとめて出版されたのでしょう。非常に直感的な面を強く持つ彼女の曲ならではの味わいが楽しめるでしょう。(解説/三上明子)ニュース
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