解説
南仏ニースで生まれたボザは、パリ音楽院でヴァイオリン、作曲、指揮を学び、オペラ・コミック座の指揮者を務めた後、フランスの北部ヴァランシエンヌ音楽院の院長となり、引退するまでその職を務めました。ボザの作曲した管楽器のための作品は、現在でも多く演奏されています。 「山の夕暮れ」は、5分ほどの小品。4拍子と3拍子でセットになった民謡風のひなびた旋律が何回か繰り返されて、カデンツァを経て、後半の踊りAllegro vivo の部分に受け継がれます。後半出だしの音形は、偶然とは思いますが、4本のフルートのための「夏山の一日」冒頭の音形と同じです。8分の6拍子、五音音階の踊りに半音階も交えてにぎやかに曲を盛り上げます。アーティキュレーションの奏法効果を使いこなして、ボザならではの手際です。ニュース
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