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ホリガーはオーボエの名人として知られていますが、近年は作曲、指揮に活動の重きが移っています。6歳にして音楽への道を確信していたという彼にとって自然な成り行きでしょう。最近ではオペラ「白雪姫」を始め、オーケストラ、合唱、室内楽など広い分野の作品を手がけています。オーボエを学ぶかたわら、生地のベルン音楽院で出会ったハンガリー人作曲家シャンドル・ヴェレシュは彼に深い影響を及ぼしました。パリでブーレーズについて更に作曲を学び、オーボエはピエール・ピエルロ、ピアノはイヴォンヌ・リュフェビュールに師事し、多方面の才能を育んでいます。フルート独奏の作品としてはLied(1971)、(t)air(e)(1980/1983)、そしてSonate (in)solit(air)e(1995/96)が出版されています。Sonate (in)solit(air)eの題名はinsolite(異常な・突飛な=最近では「魅力的な」といった良い意味にも使われる)とsolitaire(孤独な)を組み合わせたタイトルでしょうか。ニコレ氏の70歳のお祝いとして作曲されたこの曲は、バロックの舞曲の構成を大いに皮肉とユーモアたっぷりに、特殊奏法を使って展開させています。詳述するスペースがなくなってしまいましたが、難解とされる現代音楽と一般聴衆を結び付けるエネルギーを内包している作品だと思います。(解説/三上明子)ニュース
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