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P.M.デュボワ/E.ボザの 《四重奏曲》 と並んで現代フランス 《フルート四重奏曲》 の代表的な名曲の1つで、大変多くの 《笛吹き》 に愛好され、演奏される作品です。現代フランスの作曲家、J.カステレード (1926-2014) の作品であり、我が国では 『笛吹きの休日』 と訳され <笛吹き仲間> の重要なアンサンブル・レパートリーとなっています。彼はパリ・コンセルヴァトワールでピアノと作曲を学び、1953年にはローマ大賞を受賞し、1960年には母校に教授として迎えられ、創作活動を続けました。彼の作品はフルート・ソナタ 『組曲形式によるソナタ』 が示す様に、いずれも新古典主義的な傾向の作風で知られています。この 『笛吹きの休日』 は3Fl.もしくは4Fl.の為に作曲されたものですが、最近では3本のフルートで演奏されることは稀になり、色彩感があり、響きが印象的な四重奏の形態で演奏されています。曲題の通り、ヴァカンスの田園風景で終日をフルートが楽しい音楽を奏で過ごす様子を歌った作品です。第1楽章《 笛吹きの牧歌》 新鮮で清々しい朝の田園風景、あちらこちらから牧歌が聞こえてきます。第2楽章 《笛吹きの楽しみ》 昼は木陰で舞踏会、楽しく、軽快に円舞曲 (ワルツ) を踊り、第3楽章 《夢見る笛吹き》 午後のパストラール、踊り疲れて眠りにつき、そこで夢見る牧神達です。第4楽章 《軽快な笛吹き》 夢覚めて夕からは宴の酒(ワイン)で一杯、ほろ酔い加減で気楽にジャズ風なリズムでくつろぎの一時です。春夏秋冬、笛吹きが集まればいつも 《カステレードのヴァカンス》 の演奏です。気軽に、何処でも演奏できるこの曲《 ヴァカンス》 は年中無休です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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