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デュファイは多くの管楽室内楽で知られるフランスの現代作曲家です。パリ音楽院で学びローマ賞 (1952)、ベルギーのエリザベート王妃国際コンクール (1953) で受賞しています。フルート・アンサンブルは1982年に作曲されたこの曲と、翌年に作曲された同じタイトルをもつ四重奏曲があり、いずれも楽器の機能、特性を十分に生かした傑作です。第1楽章は4度累積動機による前奏と、続くコラールの響きが神秘的です。第2楽章は三部形式で協奏曲風に4度累積主題が展開され、中間部は美しく模倣し合って静寂 (Tranquillo) を奏でます。第3楽章は静寂 (Tranquillo) な旋律によるカノン。第4楽章は第2楽章に類似して4度累積動機による協奏曲風展開で、各パートのコンビネーションが魅力です。第5楽章は変拍子を伴う16部音符の軽快な無窮動で、主題は7度音程あるいは4度音程で構成されています。第6楽章は3度音程間の響きに、1人が割り込んで形成する音程間隔 (2度重ね) の神秘的なコラール主題で、後半には4度累積の展開音程による響きのコラールとなり静かに終わります。【この作品は、上にも述べたように、同じタイトルの四重奏もありますのでご注意ください】(解説/佐野悦郎)ニュース
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