解説
マウアーは英国のフルーティストで、ロンドンの王立音楽院に学びました。その後、Jazz音楽家として木管楽器を持ち替えて演奏し、作曲家、編曲者としても多彩な活動をしています。こういったクラシックとジャズの融合を試みる異色な作品は Itchy Fingers Publications から多く出版され、ジャンルを問わない愛好家に親しまれています。この「イースター島の人」は原曲がサクソフォーン四重奏曲(1989)で、フルート四重奏に編曲されたものです。また、オプショナル・パートをダブリングして六重奏、各パートをダブリング補強して八重奏にもできます。単一楽章の小品ですが、ビートの効いた官能的な、現代感覚のジャジーなスウィングで楽しくセッションでき、野外演奏やサロン・コンサートで、もしくはアンコール・ピースとして活用できます。特に、中間の8小節は Repeat ad libでSolo or play backings の指示があり、アド・リブのセッション・コーナーとなっています。ちなみに、イースター島はチリ領の太平洋上に位置し、海に向かって何体ものモアイ像が建っている火山島で、1995年に世界遺産に登録されました。(解説/佐野悦郎)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。