解説
ハンブルクの音楽監督の職にあったテレマンは、1737年にブラヴェ等の招きによりパリを訪問し、その間に《6つの組曲風の新四重奏曲》(1738 パリ)を出版、彼等によって初演されました。先に出版した《6つの四重奏》(1730 ハンブルク/1736 パリ)と合わせて、「パリ四重奏」と呼ばれることが多く、全12曲の連番で表記されることもあります。先に出版された6曲が各2曲から構成された「協奏曲、バレエ、ソナタ」で書かれているのに対して、この曲集は全て「組曲形式」になっています。「第2番」は、舞曲としての表記はなくても哀愁を帯びた6つの優雅な舞曲で構成されています。第1楽章 Allégrement は協奏曲的前奏曲、第2楽章Flatteusement は優美なポロネーズ&メヌエット風の心地よい踊り、第3楽章Légèrement は軽快なジーグ風、第4楽章Un peu vivement は少し動きを持ったパスピエとメヌエットの融合、第5楽章 Vite はフルートとヴァイオリンの活発な楽句が交互に組み合った協奏的器楽曲、第6楽章Coulantは流麗にガボット風変奏曲がトリオの編成で繰り返されます。ニュース
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