解説
プロコフィエフの傑作《ロメオとジュリエット 第1組曲》より冒頭の3曲、バレエ第2幕の冒頭で爽快に広場で踊られる「民衆の踊り」、第1幕3曲目のヴェローナの早朝の様子をコミックに描いた「情景」、第1幕3場のキャプレット家の舞踏会でジュリエットに愛の告白をする美しい歌「マドリガル」以上と、《第2組曲》より第1曲目、[大公の宣言]怒りと悲しみの不協和音、力強い[騎士達の踊り]フルートで優美に奏でる[ジュリエット]の主題が続く「モンターギュー家とキャプレット家」の1曲を選曲して、原曲に忠実に木管五重奏曲に編曲(Arr.J.Linckelmann)された楽譜です。現在、世界で最も愛されている、このバレエ(4幕10場)は、初演は理解されず難産だった様です。1938年に紆余曲折を経て、チェコのブルノ劇場でバレエの初演が行われましたが、管弦楽用《組曲第1番(1936)、2番(1937)》の初演の方が先になり、これが大好評で、音楽の方が先に有名になりました。(解説/佐野悦郎)ニュース
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