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タファネルは、生地ボルドーで13歳の年に舞台に立った後、パリへ出て音楽院でフルートの他、対位法、フーガなどを学びました。18歳よりオペラ・コミックで演奏しはじめ、オペラ座、音楽院管弦楽団で次々に首席奏者を務め、ソロでもヨーロッパ各地でコンサートを行っています。その後、指揮者としても活躍し、演奏を引退した後は、母校のフルート科教授として、教則本の執筆をするなど教育面の功績も忘れられません。また、古典への回帰を意識的に目指し、1879年に「管楽器のための室内楽協会 (Societe de Musique de Chambre pour Instruments a Vent) 」 を設立しました。この曲は、タファネルがオペラ座の首席フルート奏者に就任した1876年に書かれました。原曲から、序曲に続いて、「アガーテの祈り」が穏やかに提示され、技巧的なパッセージを経て、「マックスの誓い」のテーマが奏された後、序曲ではフルートが奏する部分をピアノの右手に託し、テーマをフルートのヴァリエーションで聴かせる仕組みになっています。フィナーレに用いられているのは「エンヒェンの軽快な力強いアリエッタ」です。タファネル自身の原曲への愛着のうかがわれる作品です。(解説/三上明子)ニュース
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