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この曲は2002年に作られた、人の心に訴えかける程に楽しく、直ぐにでも皆で踊り出したくなるような曲です。I.スピリチュアル、全パートがリズミカルなメロディを一緒になって踊ります。II.ポレポレはスワヒリ語で「ゆっくり、ゆっくり」を意味し、メロディックな主題を徐々に呼びかけ合って一体化し、やがて自然に分散して曲が消えて行きます。III.バラードは哀愁をおびた「語り」で始まり、その主題が小刻みなリズムにのって軽快な舞踏へ発展、展開します。IV.ンゴマ(ngoma)はスワヒリ語で「太鼓を叩く」の意で、これに関連する歌、踊り、儀式等を指します。曲はロンド風に軽快な主要主題が交わされ、繰り返されます。ケニアのムワンビルワ地域に簡易水道の施設を寄付された作曲家の恩師、齋田四方氏に捧げたお祝いの曲集で、原曲はピアノ連弾(1993)のために書かれ、その後フルート四重奏用に編曲されました。伊藤康英氏は東京芸術大学、大学院終了の作曲家で、取り分け吹奏楽、管楽器室内楽の分野で重要な作品を多数書き上げ知られています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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