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カンディンスキーはロシア出身、ドイツ、フランスでも活躍した画家で、「点、線、円、三角形、四角形」等の幾何学模様で構成された抽象絵画で知られています。それらの絵画から受けた印象を「7つの小品」に衣現した作品で、独特なリズム音形と現代的和声で書かれ、そのアンサンブル妙技が魅力です。 I. 「点」は各パートのスッタカート音符が点となり、単音リレーするリズム遊びが楽しく、II.「線」は増5和音進行から生まれてくる音階が線となって繋がりが魅力です。III.「円」は和声的な弧線を描く、円舞曲を踊り、IV.「三角形」は対照的に、角が立つアクセントのある増5度のベダルトーンが印象的で中間部は角張った圭題がシンコペーションで模倣します。V.「四角形」は流暢な装飾音が小節線を繋ぐ、ガヴォット風舞踏です。VI.「ライト・カラー」は和声的な伴奏音形の3連符、8分音符が組み合わせられたオスティナートに旋律線が美しく奏でます。対照的にVII.「ヴィヴィッド`・カラー」はジーグ、サルタッレロを感じさせる躍動的な分敞和音、活発な連打音が全体をまとめ上げています。高橋伸哉氏は国立音楽大学音楽学部作曲学科を卒業し、主として吹奏楽分野で活躍している中堅の作曲家です。(解説/佐野悦郎)ニュース
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