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「東京フルートクヮルテット」の委嘱作品『風の戯れ』は「風の戯れる」様子をイメージした3楽章構成のカプリスで、自然の中の風の動きを多彩な音のオブジェで表した、印象主義的な作品です。第1楽章冒頭は強風が吹き、すぐさま静まります。「鳥のさえずり」或いは「一瞬のつむじ風」ともとれる短いカデンツァを奏でます。主要テーマは爽やかな風を感じる朗々としたメロディで、全体を支配して行きます。時折、風は向きを変えて飛び交い、凪ぎ、変化して、再び元の主題へと帰ります。第2楽章は冒頭の静寂の中から突如、風が木立をざわめかせ、小鳥がさえずり、せせらぎの音と共にテーマを歌い、その旋律線が全体を包み込みながら再び静寂に戻り、続けて第3楽章へと入ります。3楽章「風の戯れ」はいわば舞曲で、変拍子、フラッター・タンギングなどを駆使して刻々と変化する風を描写しています。後半はフガート主題を順次模倣し、再びダンス主題が現れ、コーダは半音音階による下降気流で、最後は足並み揃えて「ダンス主題」を奏します。八木澤教司氏は武蔵野音楽大学作曲科・同大学院修士課程修了後、吹奏楽曲、管楽室内楽作品を多く手掛けている若手作曲家です。(解説/佐野悦郎)スタッフより
この曲は楽章ごとに編成が異なっております。ニュース
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