商品について
<収録CD>解説
ホリガーはオーボエの名手、作曲家、指揮者、そしてピアニストとしての才能も持ち合わせた現代屈指の音楽家。バーゼル交響楽団のピッコロ奏者を務めていたローラン・キャヴァンが2005年9月に亡くなり、1960年代初めに同交響楽団で同僚だったホリガーは、追悼のためのフルート独奏曲を書き始めました。しかしこの計画は後回しにされ、先にピッコロ、フルート、アルトフルートのための短いトリオ「ローラン・キャヴァンのために」が仕上げられました。翌年に忘れていたスケッチを見つけて完成させたのが、フルート独奏のための(é)cri(t)です。2006年、フェリックス・レングリにより初演されました。題名は、フランス語のécrit(書かれたもの)とcri(叫び)を掛け合わせています。歌うピアノから叫ぶフォルティッシモまで密度の高い書法で指示され、波状の8分音符で示された抒情的な部分が自由に朗読するような効果を出しています。トリオが静かな哀悼歌であるのに対し、(é)cri(t)は表現の劇的な力を伴った難度の高い作品です。ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。