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小・中・高校の吹奏楽部等の学習教材として大いに活用されている作品です。難易度としても比較的易しく、アンサンブルコンテストや発表会等に最適です。可憐な古典組曲風舞曲の性格を持つ三重奏曲は3 曲から構成されます。各曲共に三部形式で書かれて愛らしい「花言葉」が添えられ、まさに花園からの《音の花束》です。1.マーガレット2/2[B](花言葉「恋占い」)は、春風に輪舞する花のごとく舞曲風主題が流れるように模倣され、舞踏会の「ガヴォット風ロンド」を思い起します。2.コスモス3/4 [Es](花言葉「調和(赤色)、美麗(白色)」)は、初秋の風に揺れる秋桜が華麗に舞い踊る「花のワルツ」です。3.ライラック4/4[F](花言葉「初恋の感動」)、風薫る五月の花は若き日の思い出、連続する3 連符が「サルタレロ」のごとく波形に戯れます。田中久美子氏は、京都教育大並びに京都市芸大卒、パリに留学しM.メルレ、E.ルジェの両教授のもとで学んだ作曲家です。現在、大阪芸大教授で作曲を指導し、多数の作品が国内外で出版されています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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