商品について
収録CDはこちら解説
所沢ミューズ・キューブホールにおいてアンサンブル・ネオリアン所沢により初演(2010)されました。作曲家の解説には「深い森の中、始めて見る風景なのになぜかどこかで見たような気がする。不確かで、混沌とした記憶の先に真実はあるのだろうか・・・」と記されています。前奏曲とソナチネの2つの楽章から構成される響きの印象的な小品で、第1楽章のプレリュードは三部形式で書かれ、神秘的な色彩の中に木立の揺れ動く様子を表現しています。また中間部の響きは鬱そうと繁った森の中を霧が覆い尽くし、流れて行く様を描いています。曲は第2楽章のソナチネに続けて演奏され、中間部のカンタビーレ及びエレガントの部分では、森の中の木立のざわめきや渓流の流れをトレモロ、フラッタータンギング等で描写し印象的です。コーダでは前奏曲の主題断片が現れ、力強く曲を閉じます。岩田学氏は国立音楽大学作曲学科を卒業し、主に吹奏楽関連の器楽曲、室内楽の分野で活躍している作曲家です。尚美ミュージックカレッジ専門学校で教鞭を執り、作曲科グループ「蒼」に所属。フルート室内楽作品には定評があり、日本フルート協会の各フェスティヴァルや種々のフルート・アンサンブル団体からの委嘱作品を発表しています。(解説/佐野悦郎)ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。