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米国《フーリア美術館》に復元された、青緑色に金色の孔雀が描かれている英国富豪レイランド邸の食堂「孔雀の間」に霊感を得た作品です。I.「陶器の国の姫君」は暖炉の上に飾られたホイッスラーの絵の題名で、屏風を背に日本の着物を着た美しい女性の肖像画です。印象派の色彩豊かな旋法と和音が終始6連符、16分音符により幻想的な背景を描き、そこに近代的旋律が引き継がれます。II.「色彩の対位法」は青緑色の部屋の四方壁面の棚に飾られた、白地に青の花鳥模様の陶器が東洋的な色彩を放って対比が生まれます。現代風リズムと付点4分音符のリズムが対比された、12/8の躍動するサルタッレロ風舞曲です。III.「芸術家」は絵の題名に音楽用語を用いたことで知られる米国の印象派画家ホイッスラー(1834-1903)のことです。ピッコロと第2フルートが繊細に対位法的旋律を奏で、第3フルートとアルト・フルートが対話を繰り返します。IV.「闘う孔雀」は部屋の南壁に描かれています。激しく闘う様子を特徴的な動機と変速リズムで現しています。(解説/佐野悦郎)ニュース
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