解説
C.ボクサはチェコ生まれのオーボエ奏者、作曲家、楽譜商です。フランス革命の年に息子(Robert Nicolas-Charles Bochsa)を授かりました。一家はフランスのリヨン、ボルドーを経て、革命後の1806年頃にパリに移住。ここで木管楽器の教則本をはじめ室内楽作品の創作活動を重ね、楽譜商を始めて、自作曲等を出版販売し、この作品の初版(1815)もここから出版されています。タイトルの通り15曲の小品からなる木管四重奏曲で、アマチュアのために書かれたセレナーデであり、現在の小・中・高生のアンサンブル教材に最適です。バラエティーに富んだ楽しい舞曲等が次のように配置され、「組曲風」に種々の舞曲等の組み合わせが可能で、調性も配慮されています。それらはMarche=No.1&9, Waltz=No.13&14, Romance=No.2, Bolero=No.7&10, Minuetto=No.11, Allemande=No.12 以上です。その他は、主題と変奏曲=No.8、ボヘミアの歌=No.15、緩徐楽章Andantino=No.4&5、急楽章にAllegro=No.3とAgitato=No.6です。ちなみに、現在では息子のハープ作品の方が知られており、名前の混同を避けるために(Père=父親)が添えられます。ニュース
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