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ファーニホウはイギリスの現代作曲家。バーミンガムとロンドンで勉強した後、アムステルダムでトン・デ・レーウ、バーゼルでクラウス・フーバーに学びました。 1968年、オランダのガウデアムス作曲コンクールで「弦楽四重奏のためのソナタ」が入賞してから、1972年のISCMのコンクールなど賞を重ねて作曲家としての力量を発揮してきました。「カサンドラの夢の歌」はファーニホウがフーバーのもとで勉強していた1970年、28歳のときの作品。古代トロイの王女カサンドラはトロイが滅びる夢を見て予言をふれて回ったが、人々に聞き入れられず、結局、トロイは滅びてしまうという話に着想を得ています。2枚の楽譜から構成され、1枚目の1番から6番までの楽譜を順番に演奏する合い間に、2枚目のAからEまでの楽譜を奏者の選択した順に演奏する趣向になっています。現代奏法を駆使し、指示が細かくなされた作品です。1から6までの確固とした枠組みと、AからEの変化に富んだ部分を1つの作品とし、統合することによって生きる作品と言えましょう。(解説/三上明子)ニュース
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