解説
M.A.ライヒェルト (1830-1880) はリオ・デ・ジャネイロ宮廷で活躍したベルギーのフルーティストで、彼の詳細は、O.E.ディアス著 『M.A.ライヒェルト作品集』 で分かります。彼の音楽はM.モイーズ著 『ゴールデン・エージ (VOL.1) 』 (全音) に掲載されている 「ファンタジー・メランコリック op.1 」 で知られており、その華麗なテクニックは見事です。この練習曲に隠されているといっても過言ではありません。その秘密の技法とは、分散和音の波状型にあり、その要素は練習曲中に包含されています。▼『7つの日課練習曲、作品5』 の特徴は音階、半音階、種々のパターンによる分散和音を基本的に同一音型を全調性に転調展する、いわゆる 【7つの基本音型モデュレーション (modulation 転調) 訓練】 にあります。学習対象は中・上級用で、調性感、和声感、及び指の敏速性と柔軟性を養い、特徴的な上下波状分散和音に対応できる息のコントロールを身に付けるのが重要なポイントになります(解説/佐野悦郎)ニュース
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