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KV13:収録CD検索結果画面はこちら解説
モーツァルトは7歳の年の大旅行の途上、パリではドイツ系音楽家ショーベルト、エッカルトと知り合い、ロンドンではやはりドイツ系のアーベルと大バッハの末子クリスティアンに強い影響を受けました。1765年ロンドンで出版された 「ヴァイオリンまたはフルート (及びチェロ) の伴奏で演奏できるクラヴサンのための6つのソナタ 」から第4番と第5番に当たる2曲が、今回取り上げた作品です。この原曲の形は、ベーレンライター社から出版されていますが、クラヴサンの右手のソリスティックなパートをフルートに置き換えたラインハルト版がなじみ易いでしょう。しかし、原曲に忠実とは言えないので、興味のある方は比較して下さい。既にパリで書き始められたKV13はショーベルトの影響により終楽章がメヌエットの構成。アンダンテはモーツァルトが初めて書いた短調の緩徐楽章。KV14では、第1楽章のアレグロに2つの明確な主題が取り扱われています。第2楽章アレグロはフランス風のロンド形式。第3楽章メヌエットの第2曲 「カリヨン(鐘)」 でハ長調がヘ長調に転調するところはモーツァルトの才気を感じます。少年モーツァルトの初々しさと老成した面が垣間見られるソナタです。(解説/三上明子)ニュース
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