イタリアの笛吹き
Flautisti Italianivol.3 ダヴィデ・フォルミザーノ
1974年ミラノ生まれ。11歳よりフルートを始め、15歳でガリレオ・ガリレイ・コンクール優勝。シュトゥットガルト音楽大学でJ.C.ジェラールに、また同時期にバーゼルのA.ニコレに師事し、最高点に加え優等賞を得て卒業。17歳でジャン=ピエール・ランパル国際コンクールに出場し審査員特別賞を受賞。以降、神戸国際フルートコンクール入賞、ブダペスト国際音楽コンクール第1位、ARDミュンヘン国際音楽コンクール第2位(第1位なし)など数々の受賞を重ねる。1995年にハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団、翌年にはオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を経て、1997年から2012年までミラノ・スカラ座管弦楽団の首席を務めた。ソリストとしてはR.ムーティやD.バレンボイムら共演し、2004年にはスカラ座フィルハーモニー管弦楽団とともに世界ツアーに参加。主要音楽祭にも数多く招かれている。2007年よりシュトゥットガルト音楽大学教授を務め、ニース夏期音楽院や日本各地でマスタークラスを開講している。
CD-ID:7155

ポートレイト
ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席を15年間勤めていたダヴィデ・フォルミザーノ。スカラ座での豊富なオペラの演奏経験がうかがえ、収録曲の中でも「『ミニヨン』によるグランド・ファンタジー」や「カルメン・ファンタジー」(サラサーテ)といったオペラの主題によるファンタジーに特に注目したいところです。音大生から愛好家の方まで、全てのフルーティストにおすすめの1枚です!
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オペラ名曲集
スカラ座の首席フルーティストを勤めていただけに、曲はすべてオペラからのファンタジーや二重奏で、ドップラーの第2フルートには師匠のジェラール、「ウィリアム・テル」のオーボエには同じミラノ・スカラ座のメンバーのロサと、気心の知れた面々による楽しいアンサンブルになっています。選曲、演奏ともに良いアルバムです。なお、このCDでフォルミザーノはムラマツの24Kフルートを使っています。その音も是非お楽しみください。
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ライヴ・イン・ジャパン(ライヴ録音)
2002年に日本各地で行われたフォルミザーノ最初の日本公演のライヴ録音を収めたCD。ライネッケの「ウンディーヌ」やゴーベールの「ノクチュルヌとアレグロ・スケルツァンド」といった名曲レパートリーに加え、サラサーテの「カルメン・ファンタジー」で日本のファンを魅了しました。輝く音色と軽やかで瑞々しい演奏をライヴの空気とともにお楽しみください。ピアニストは数々の演奏家と共演を重ねるフィリップ・モルです。
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ジャパン・ツアー 2007(ライヴ録音)
2007年の来日公演のライヴ録音CD。ピアニストは信頼のパートナー、フィリップ・モルが務めます。J.S.バッハ、メシアン、プーランク、プロコフィエフというフルートの王道プログラムですが、音色の美しさとしなやかなフレージングが際立つ演奏に、思わず聴き惚れてしまいます。最後に恐らくアンコールで演奏したニノ・ロータの「おもちゃの兵隊」も収録。最後まで楽しませてくれます。
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ライヴ・イン・ジャパン VOL.3(ライヴ録音)
2015年に行われた日本3都市を巡る3回目の日本公演のライヴ録音。フォルミザーノの華やかな魅力を味わうことができます。バッハやデュティユー、サン=サーンスなど人気のある作品が並んでおり、それぞれにフォルミザーノの豊かな音楽センスが光ります。ライヴならではの躍動感が感じられる1枚です。
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木管アンサンブルによるオペラ
ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席を務めたフォルミザーノが参加したオペラのCDですが、こちらは複数の木管楽器とピアノによる室内楽編成の曲ばかりが入っています。直接オペラに関係する曲でフルートが参加しているものは無く、フォルミザーノの演奏はポンキエッリとフマガッリの室内楽の2曲だけです。あまり収録されたCDはないので貴重な音源になります。
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J.S.バッハ:フルートのための室内楽曲(2枚組)
フォルミザーノの師であるジャン・クロード・ジェラールのCD。偽作も含めたバッハのフルート室内楽全集で、1枚目は、ファゴットとハンマーフリューゲルによる「通奏低音」が付く曲を中心に、2枚目はピアノによる「オブリガート」付きの曲を中心に収録してあるのが特徴の一つです。また、このCDでは偽作と言われている「ハ短調 BWV1033」は無伴奏で演奏されています。フォルミザーノは「トリオ・ソナタト長調 BWV1039」に参加しています。
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