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フルート豆知識 〜修理室から〜 REPAIR
皆さんが日頃フルートに関して何だろう?なぜ? どうして? と思っていることを少しずつお話したいと思います。 バックナンバー
修理室長 伊藤史安
技術課長 伊藤史安

今回は、汗のトラブルについてお話します。
「汗のトラブルについて」

 夏が近づいてくると、とたんに多くなる修理が、汗のためにキーの動きが悪くなる修理です。若い方に多いようですが、特に手が汗でベタベタしている方は要注意!楽器を組み立てるときや移動のときにキーの部分を握って持ったりすると、キーのパイプの隙間の部分から汗が侵入し、オイルに混ざってそれが酸化し、粘度が高くなり動きが悪くなったり、シャフトが錆びて動かなくなったりします。
写真1
 上の写真1のパイプの切れ目の部分は、よく汗が入ってしまう場所の1つです。普段触る所ではないので、楽器を組み立てるときや、組み立てたまま持ち運ぶときに触っているのでしょう。キーの変色を見てください。普段触らない場所は、黒く変色していますが、よく触っている場所は銀色に光っています。切れ目のところを無意識のうちに触る癖があるのかもしれません。
 汗の酸や塩分が強いと、オイルは酸化し、中のシャフトは錆びてしまいます。これではキーはスムーズに動きません。よく“動きが悪かったのでオイルを注しました”と修理にお持ちになる方がいらっしゃいますが、この状態では中をきれいにしなければ問題は解決しません。錆をきれいにして、新しいオイルを入れて元通りに組み立ててOKになるのです。後からオイルを注しても錆びは取れないのです。オイルが少しドロドロになった状態のときに注油をして、解決する場合もあるかもしれませんが、基本的には分解掃除が必要です。何度も繰り返していると、シャフトが虫歯のようにボロボロに喰われてきて、痩せてしまうこともあります。その場合は、シャフトの交換の修理が必要ですが、修理代も日数もかかります。でも早めに修理を行なっておけば、分解掃除だけで済むことが多いようです。虫歯と一緒ですので、ほうっておかずに早めに修理にお持ちください。
また、キーの部分が銀メッキの楽器(EX・GX等)の場合にあるケースですが、パイプの端面はメッキがかかっていません。洋銀と呼ばれる、ニッケル・銅・亜鉛の合金は汗の酸に弱く、端面に緑青が出て、動きが悪くなるケースもあります。この場合も分解掃除が必要です。
手の汗は、暑いから出るわけではなく、緊張すると出てきたりして、コントロールが出来ません。ですから、うまく付き合っていくことが大事です。持ち運ぶときに、クリーニングクロスで包むなどして直接触らないようにするとか、

写真2 写真3

(写真2) 練習の後には楽器に付いている汗をきれいに拭き取るようにすることが効果的でしょう。

 消毒用アルコールを2倍位に希釈したものをスプレーに入れて、クロスに吹き付けて掃除するのも良いでしょう。アルコールが汗を溶かして拭き取りやすくなりますし、クロスもすぐに乾いてしまいます。スプレーは100円ショップ等で入手可能ですし、消毒用アルコールと精製水は薬局で入手可能です。持ち運びできる消毒用ウエットティッシュも販売されています。 それを固く絞って使えば、キーの部分を拭いても大丈夫でしょう。(写真3)
 どちらにしても、早めの処置が肝心です。人によっては 2〜3週間ごとに分解掃除が必要な場合もあります。本番前にアセって練習をしたときに限って、直前に動きが悪くなる場合もあります。手の汗っかきのみなさん、うまく汗と付き合っていきましょう。
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