普段のお手入れ
管の内部と接続部分(ジョイント)の水滴の拭き取り方
ガーゼなどの布を巻いた掃除棒で管の中を掃除し、クリーニングクロスでジョイントの内側や外側の水滴をよく拭き取ってください。また、湿った布を管の中に入れたままにしないでください。カビやパッドの痛みの原因となります。
柔らかいガーゼを掃除棒に巻いて、中の水分を取る
キーと管体の磨き方
キーを磨く際は、取り付けてあるパイプに対して直角の方向(キーが動く方向)に磨いてください。また、管を磨く際は、パッドに触れないよう注意してください。擦れてパッドが破れることがあります。通常は、付属のクリーニングクロスだけで十分ですが、汗質などにより、汚れや指紋などが落ちにくい場合は、クロスの端に消毒用のアルコールを湿らせ、汚れを浮き立たせてから拭くと効果的です。
あまり強く押さえないで、管体に直角の方向に磨く
パッドに布が触れないように
MF-CLIB
クリーニングクロス(イタリアンブルー)
光触媒マイクロファイバー使用
MF-CLIB
クリーニングクロス(バイオレット)
光触媒マイクロファイバー使用
フルートの衛生管理
特に、同じフルートを複数人で使用する際は、こまめな消毒をおこなってください。
事前に用意するもの
無水エタノール(薬局で購入できます)
小さいスプレーボトル(100円ショップなどで購入できます)
やわらかいペーパータオル、または不織布(日用品店で購入できます)
・10cm × 10cm 程度にカットしたもの:3〜4枚
・掃除棒に巻き付けるため大き目にカットしたもの:1枚
消毒をするための準備
スプレーボトルに無水エタノールと水道水を2:1で消毒液を作り、スプレーボトルに入れ、ペーパータオルまたは不織布に1~2回吹き付けます。
消毒方法
消毒液を吹き付けたペーパータオル・不織布で、頭部管とリッププレートの内側を拭き、ペーパータオル・不織布は捨てます。
新しいペーパータオル・不織布で、胴部管・キーとパイプ部分を拭き、ペーパータオル・不織布は捨てます。
新しいペーパータオル・不織布で、足部管・キーとパイプ部分を拭き、ペーパータオル・不織布は捨てます。
掃除棒に大きめのペーパータオル・不織布を巻き付け 頭部管・本体・足部管の内側を拭きます。
消毒後の注意
使用したペーパータオル、不織布は必ず捨ててください。
楽器の片付けが終りましたら、しっかりと石鹸で手洗いをしましょう。
キーオイルの注し方
キーオイルが切れると、メカニズムにカチカチとノイズが出たり、金属摩耗の原因となります。
ムラマツフルートをより長く安定した状態に保つためには、「定期的な注油」を行っていただくことが重要です。
キーオイルの注し方は「取扱い説明書」をお読みの上、正しく注油をしていただきますようお願いいたします。
詳しくは店頭スタッフにお気軽にご相談ください。
注油箇所
キーを動かしてパイプの切れ目を確認しながら、ボトル蓋に付属のピペット等で極く微量(1滴ほど)のオイルを注してください。
注油箇所は下図をご参照ください(メカニズムを上から見て丸いポストを目安として、ポストとパイプの切れ目に注すとほぼ全体にオイルが行き渡ります)。
また、注入後は周りに付いた余分なオイルを拭き取るようにしてください。
キーオイルの注し方動画
キーオイル適合表
ムラマツでは2種類のキーオイルを販売しております。お持ちの楽器に対応する方を必ずご使用ください。
注入の際は、ムラマツ純正のキーオイルを必ずご使用ください。
違う種類のオイルを混ぜて注油すると成分が変質し、キーの動き等に影響する恐れがありますので、お持ちのフルートの製造番号をお確かめの上、お求めくださるようお願い致します。
フルート製造番号 | EX model:44957 ~ GX model:81411 ~ AD model:60657 ~ DN model:60611 ~ SR model:60631 ~ DS model:全て PTP model:60656 ~ 9K Gold:60704 ~ 14K Gold:60647 ~ 18K Gold:60649 ~ 24K Gold:60600 ~ Alto:60811 ~ |
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適合製品 |
FM-KOII 新ムラマツ純正キーオイル(内容量:10ml) ![]() 新ムラマツ純正キーオイル(内容量:3.5ml) ![]() |
フルート製造番号 | 上記の製造番号以外のモデル |
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適合製品 |
FM-KO ムラマツ純正キーオイル(内容量:10ml) ![]() |