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フルート愛好家の方々が今後の練習に役立てていただける特色のあるエチュードや出版物を、ランダムにご紹介します。 |
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第7回目 Louis DROUET :
25 Études
革命の動乱を逃れて故国フランスから亡命したフランス人の父とオランダ人の母との間に1792年アムステルダムで生まれ、1800年代初頭にヨーロッパとアメリカで大活躍したオランダのフルーティスト、DROUETのMéthode から抜粋された「25の練習曲集」です。 |
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フルートを学ぶ人達の大多数が使用している教則本・エチュードにはどんなものがあるでしょうか?
教則本としては、アルテスを勉強された方が多いことと思います。
その他、最近はワイ氏の教本も良く使われているようです。
エチュード(練習曲集)としては、ガリボルディ(op.131・132・88等)、ケーラー(op.33)
アンデルセン(op.41・21・15等)、ベーム(op.26)、スッスマン(op,53)、モイーズ「24と25の旋律的練習曲」が代表的だと思います。
そして、日課練習の課題としては、なんといってもモイーズの「ソノリテについて」と、タファネル&ゴーベール共著の「17の日課大練習」
の二冊をご存知ない方はいないでしょう。
このコーナーでは、これらのようなオールマイティーで必修練習課題ともいえる有名なものではないけれど、
目的に応じた使い方をすればとても有益で、フルート愛好家の方々が今後の練習に技術面や音楽面で役立てていただける
特色のあるエチュードや出版物を、ランダムにご紹介していきたいと思います。
2009年3月 野崎 和宏 |
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<野崎先生のプロフィール>
桐朋学園大学卒業。林りり子、小出信也の両氏に師事。同大学卒業後、渡欧。C.ラルデ氏に師事。
パリ・エコール・ノルマル音楽院ソリストコースを首席で卒業。特別賞を受ける。
マリア・カナルス国際コンクールで名誉ディプロム賞を受賞。
1986年帰国。現在、尚美学園講師。ソロ、室内楽の分野で、幅広い演奏活動を行っている。ムラマツ・フルート・レッスンセンター講師。 |
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