商品について
収録CDはこちら解説
アーノルドは、ロンドンの王立音楽院で作曲をゴードン・ジェイコブに、トランペットをアーネスト・ホールに師事し、ロンドン・フィルハーモニーにトランペット奏者として入団し首席を務めた多才な人物です。作曲に専念するようになってから、交響曲 (9曲)、オペラ、バレエ、木管・金管楽器のための協奏曲や室内楽曲、映画音楽など、広いレパートリーでイギリス作曲界の重要な存在となりました。演奏家出身の作曲家なので、友人の奏者に捧げられた協奏曲や室内楽作品が多いのも彼の特長でしょう。フルート協奏曲は1954年、1972年と2曲、作曲しています。「フルートと弦楽合奏のための協奏曲 作品45」 は、ロンドン・フィルで同僚だったリチャード・アドニーのために書かれました。フルートの際立つ音色を最大限に生かした第1楽章は、不協和音と旋律線の流れ、リズム処理の妙が活気に満ちた楽章を形成します。第2楽章は、対照的にハ長調の穏やかさの中でソロとオーケストラの親密な対話がきかれます。続く第3楽章は、弦パートのピチカートと、シンコペーションの効いたフルート・パートのかけ合いが印象的な、フィナーレに相応しい華やかな楽章です。(解説/三上明子)スタッフより
スタッフのおすすめ楽譜掲載中ニュース
関連サイト
注文ボタンのない商品につきましては、右上の「お問い合わせ」よりお願いします。