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1990年12月8日に生誕百周年を迎えたマルティヌーは、その音楽、伝記を通して想像するに、かなりユニークな人物だったようです。チェコスロバキアのポリチカという村で生まれた彼の父親は靴の修繕屋で教会の鐘桜守 (つまり火の見やぐらの番人) もしていました。6歳からヴァイオリンを始め才能を認められたマルティヌーは、音楽好きなボヘミア人たちの支援を得て、プラハに出ます。プラハ音楽院では作曲、オルガンに転じますが、堅苦しいアカデミックな教育に反発して退学になってしまいます。故郷の小学校教師になった後、チェコフィルのヴァイオリン奏者になり、ついに33歳の時、パリへ作曲で留学します。パリではルーセルに師事し、多くの作品を発表して急速に名を知られるようになりますが、ドイツ軍のフランス侵攻を逃れてアメリカへ渡ります。このソナタはアメリカ滞在中の1945年に書かれました。全楽章を通じ、マルティヌー独特の自発的な動的リズムが見られ、健康な生命力を内蔵する音楽となっています。この曲を演奏するには、フルート、ピアノ・パート共に、第1、第3楽章における軽快なフットワークと第2楽章の叙情的な表現の双方が求められます。第3楽章に北米産のヨタカの鳴き声が模倣されてさりげなく使われています。(解説/三上明子)スタッフより
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