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吉松 隆は、東京に生まれ、独学で作曲を学びました。高校時代には学生オーケストラでファゴットを吹き、1974年に中退した慶應義塾大学在学中から作曲コンクールへ応募。作曲は松村禎三氏に師事しています。ロック、ジャズ、邦楽のグループなどに参加した経験は、堅苦しい現代音楽から解放された作風の下地になったと思われます。1980年 「朱鷺によせる哀歌」 は、一連の 「鳥シリーズ」 の発端となったオーケストラ作品です。「デジタルバード組曲」 (1982) は甲斐道雄氏によって委嘱、初演されました。作曲者の解説によれば、機械じかけの鳥デジタルバードを主人公にした架空のバレエのための架空の音楽からの架空の組曲という設定です。シリアスよりはポップ、アナログよりはデジタルという発想で、現代音楽からの離脱を軽やかな鳥のステップになぞらえた作曲者の最初の作品に当たります。2曲目 「夕暮れの鳥」 は、ピアノ曲集 「プレイアデス舞曲」 の抒情性に通じるものがあります。第3曲 「さえずり機械」 はフルートの超絶技巧を書き上げようとしたけれど、皆さんラクに吹いてしまうというようなことを作曲者からうかがったことがあります。(解説/三上明子)スタッフより
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