解説
「二重奏曲Op.145」は表題に趣旨が記された6段階教程が特徴で、段階毎に各6曲で構成されています。それらは彼の初級〜中級練習曲に対応し、【第1集】は初級用でOp.131 / Op.132 / Op.88に合致しています。A<易しいデュエット>、B<小さなデュエット>、C<メロディックなデュエット>。続く【第2集】は中級用でOp.89 / Op.134 / (Op.139)に対応し、各曲ともにタイトルの特徴を生かしたスタイルで目まぐるしく関係調に転調し、曲の構成力も表題通り段階的に成長してゆきます。D<様式によるデュエット>、E<華やかなデュエット>、F<大きなデュエット>。以上「ガリボルディ総合教程」の重要な二本柱です。(解説/佐野悦郎)スタッフより
初級・中級者のためのエチュードを数多く残しているガリボルディの二重奏曲集です。第1巻は「6曲のやさしいデュエット」「6曲の小さなデュエット」「6曲の旋律的なデュエット」の全18曲です。練習曲風というよりは、デュエットを楽しむためにつくられた可愛らしい小品集になっています。楽譜は二段譜ではなく、それぞれのパート譜が1冊ずつの分冊になっています。訳者の吉田雅夫氏による「デュエットの楽しみ」という文章が寄せられており、その中で、“アルテス・フルート奏法(シンフォニア)の第1巻を終えようとする方、第2巻に入っている方が先生と楽しむには最適の曲”と紹介しています。デュエットによって得られるアンサンブルの基礎と音楽の楽しみが、レッスンに時間をより豊かなものにしてくれるでしょう。ニュース
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