解説
この作品は、当初、リュートのために作曲されました。現在、自筆譜は失われてしまいましたが、クラヴィアのために編曲された筆写譜が数種類、残されています。フルートとチェンバロ (ピアノ) のための編曲への試みは、今までに数多く行われてきました。第1楽章プレリュードは重々しい性格を持った楽章。第2楽章フーガでは声部の振り分け方で、版により、編曲者の意見が分かれるところがあります。第3楽章サラバンドは「マタイ受難曲」 の終わりの合唱と非常に通じ合っていて、忘れ難い楽章となっています。第4楽章ジーグでは舞曲のリズムに乗せて軽やかな表現が見られます。中間部にドゥーブルとして、16分音符のパッセージが現れますが、この部分を、フルートとチェンバロ (ピアノ) に振り分けるか (REINHARD社等)、チェンバロ (ピアノ) ・ソロにするかは (SIKORSKI社等)、版によって扱いが違います。(解説/三上明子)【終了】プレゼントキャンペーンは終了いたしました。たくさんのご利用、ありがとうございました。
ニュース
関連サイト
注文またはお取り寄せボタンのない商品につきましては、こちらからお問い合わせください。