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團 伊玖磨は第二次世界大戦後の日本における代表的な作曲家の一人です。下總皖一、諸井三郎らに作曲を学び、1953年に芥川也寸志、黛 敏郎と「3人の会」を結成。オペラ「夕鶴」、「ひかりごけ」、交響組曲「シルク・ロード」の他、歌曲、合唱曲、童謡、映画音楽など広範囲な分野の作品を残し、随筆家としても活躍しました。日本中国文化交流協会の設立に関わり、何度も中国を訪れた経験も作曲活動に深い影響を与えました。「フルート・ソナタ」は1987年に大和田葉子氏によってアメリカで初演された作品です。第1楽章 Allegro ma non troppo ソナタ形式。楽章を通して3/4と2/4が繰り返される面白い作りになっています。第2楽章 Andante cantabile 最初に提示された主題が第5変奏まで進んだ後、Allegroの賑やかな部分が始まり、中間部でスケール大きく主題が回帰し、静かに元の主題が奏された後に再びAllegroに戻って一気呵成に曲を閉じます。曲を通して日本的な響きや運びが使われ、円熟期の作曲者の練達の筆致が感じられる名作です。(解説/三上明子)スタッフより
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