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校訂者による演奏CDはこちら ※全曲収録されているわけではありません。解説
『オトテール:エコー』 17世紀後半から18世紀後半にかけてパリを舞台に管楽器製造から、演奏家、作曲家、教師としてもすぐれた音楽家を輩出したオトテール一族によって、フランスの木管楽器は著しい発展を遂げました。なかでも、最も傑出した存在のひとりがル・ロマン(ローマ人)の愛称を持つジャック・マルタン・オトテールです。彼は、「王室付きフルート奏者」の称号を持ち、1707年に最初のフルート教本を出版しました。この著作は、装飾法やタンギングについての当時の貴重な資料となっています。無伴奏の「エコー」は、3分弱の短い曲。1708年に一度出版され、1715年に再版された作品集に収められています。付点で書かれた前半と3/8の後半からなり、題名の通り、短いモティーフのエコーによって全曲を構成した可愛らしい曲です。エコーの奏法を習得するための練習曲として意図されたのでしょう。柔らかなトラヴェルソの音色を思い描いて、リズム感に満ちた運びと様式に合った装飾を施せば、モダン・フルートで演奏しても十分に楽しめるでしょう。スタッフより
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