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プラハ生まれの作曲家、ピアニストのシュールホフは、幼時より非凡な才能を発揮し、地元のプラハ音楽院、ライプツィヒ、ケルンにて音楽の勉強を続けました。政治活動にも積極的だった彼は、第二次世界大戦が終結する前の1942年に、強制収容所で亡くなっています。フルート・ソナタは、彼が政治活動をはじめる前の1927年に、友人のフルーティスト、ルネ・ル・ロワとパリのサル・ガヴォーで演奏するために作曲されました。当時のパリの楽壇の空気を感じさせる楽しい作品で、後年の彼の運命の展開を少しも予感させません。たぶん、シュールホフ自身、ジャズ・ピアノの弾き手としても、ぬきん出た才能を持っていたピアニストだったので、演奏する喜びを優先させて、作曲したのでしょう。そのためか、ドイツの出版社からは、浅はかな作品だと理解されず、ロンドンのチェスター社から出版された経緯があります。I. アレグロ・モデラートII. スケルツォ : アレグロ・ジョ コーゾIII. アリア : アンダンテIV. ロンド : フィナーレ全楽章を通して、リズムの遊びが仕組まれていて、機敏性に富んだ作品です。(解説/三上明子)スタッフより
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