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<収録CD>解説
リヴィエは独学で音楽の勉強を始め、パリ音楽院に入学したのは26歳の時、第1次世界大戦中に毒ガスに侵され退役となった後のことでした。フルートのための作品としては、1935年のフルート・ソロのための 「優しき鳥たち」、1955年頃に書かれたフルートとピアノのための 「ソナチネ」 と 「コンチェルト」 が有名です。20年間を隔てたこれらの作品を見ると、私としては 「ソナチネ」 と 「コンチェルト」 に内容的な共感を覚えます。この2つの作品は、手法としても、アーティキュレーションやリズム、フレーズの扱いに多くの共通性があり、リヴィエの語り口が見えてきます。イベールのコンチェルトは今日でも演奏される機会が多いのですが、このコンチェルトは、あまりチャンスに恵まれていないようです。この理由はいくつか考えられますが、リヴィエのコンチェルトから感じられる、1950年代のフランス音楽への懐かしさに親しみを持てると、意外な楽しさを発見できるでしょう。第3楽章の軽業的なフルートの動きが特に印象に残る曲です。(解説/三上明子)ニュース
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