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この三重奏曲は、ロータの重要な室内作品として位置づけされ、近年、CD「ニノ・ロータ室内楽作品」(BIS)で紹介され知れ渡りました。I.Allegro ma non toroppo 自由な形式(ロンド・ソナタ風枠組みを持つ)の「無窮動」の音楽で、打楽器の様に激しく連打するピアノ伴奏上に活き活きとしたギャロップ主題が[Fl.&Vn]により飛び回り、これに対比してUn poco sost;は穏やかなワルツ風旋律が優美に歌います。双方の旋律は躍動感溢れ、展開され、再現部となります。II.Andante sostenuto 三部形式で書かれた小品で半音階的な下降旋律が対位法的に綾をなす神秘的で美しい響きを醸しだします。中間部はピアノの半音階的なオスティナート旋律が漂う上に激しく感情を露わにします。再現部は半音階的旋律が色彩を変化させて現れ、終りは静かに消えて行きます。III. Allegro vivace con spirito第1楽章同様に、4度音程の累積和音によるファンファーレ動機の前奏に続き急速なギャロップ「無窮動」となります。生命力溢れる4・5音程の跳躍動機が最後のコーダまで、終始一貫してピアノが支配して曲を華やかに閉じます。(解説/佐野悦郎)スタッフより
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