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ギーゼキングは、20世紀の生んだ名ピアニストの中の何人かには、必ず挙げられるべき天才の一人でしょう。ドイツ人の両親の元に生まれ、新即物主義の時代に教育を受けた彼は純粋にピアノから美しい楽音を紡ぎ出すピアニストとして、ドビュッシー、ラヴェル、モーツァルトの作品で、その天分を花開かせたのでした。彼の初見と暗譜の能力は、数々の逸話に残されているほどです。「ソナチネ」 は、1935年の作品です。ピアニストが、フルートとピアノのために作品を書いた例としては、ピエール・サンカン、ロベール・カサドゥジュの作品が思い出されます。三人とも、ラヴェルが得意であったのは偶然の一致でしょうか。ギーゼキングの 「ソナチネ」 は平明な構成で、第1楽章 モデラート、第2楽章 アレグレット、第3楽章 ヴィヴァーチェから成っています。ギーゼキングの頭に響いていたに違いない美しく冴えた響きを再現できるように、ギーゼキング自身のピアノ演奏の録音も聴いてみたらいかがでしょうか。(解説/三上明子)スタッフより
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