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イタリア生まれのブリッチャルディは、19世紀のフルーティストの中でも屈指の存在でした。15歳でローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業して母校で教えた後、ナポリの宮廷のフルート教師を経て、広くヨーロッパやアメリカで演奏しました。1847年、ミュンヘンでベームと出会った後、ロンドンに赴いて楽器の製作に取りかかり、フラット系の運指を容易にするブリッチャルディ・キーを考案。ベーム式フルートを更に改良しました。残りの人生はフィレンツェで楽器製作に携わり、また同地の音楽院で教え、多くのフルート作品を残しました。フルートのファンタジーにワーグナー作品を題材として取り上げることは珍しく、彼の意気込みがうかがわれます。第1幕の「聖杯」を象徴する旋律に始まり、ローエングリン登場で歌い出される「ありがとう、我が愛する白鳥よ」がフルートによって奏されます。第3幕序曲からオブリガート風の変奏を絡ませた「結婚行進曲」、第1幕2場の「エルザの夢」を印象的に挟み、再びヴィルトゥオーゾ的なパッセージで彩られた「結婚行進曲」の変奏で締めくくられます。スタッフより
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