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メンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタは、3曲残されていて、1820年作曲の「ソナタ ヘ長調」、1823年作曲の「ソナタ ヘ短調 作品4」、1838年作曲の「ソナタ ヘ長調」といずれも調性が似通っているので、取り違えることがあり、要注意です。生前に出版されたのは、以前にこの欄でも取り上げた、14歳の作品、ヘ短調のソナタのみです。今回取り上げる1820年作曲のヘ長調 ソナタは、11歳の作品です。 メンデルスゾーンは幼い頃からピアノとヴァイオリンを学び、8歳からツェルターに作曲を師事しており、1820年には、かなりの数の室内楽、ピアノ曲、オルガン曲を仕上げていました。曲は3楽章からなり、第1楽章 Allegro では、冒頭の下行形アルペジオの主題を一楽章通じて追求するつくりです。第2楽章 Andante は、ヘ短調に転じ、変奏曲の体裁をとっています。第3楽章 Presto は、ヘ長調に戻り、メンデルスゾーン特有の無窮動の楽章。全体にヴァイオリンとピアノのアンサンブルを楽しむ作風になっていて、のびやかな若さがあふれています。フルート・ソナタとしても、十分に楽しめる作品だと思います。スタッフより
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