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ボルドーの音楽一家に生まれたダマーズは、早くから音楽の才能を開花させ、9歳から作曲を始めました。ピアノは12歳でコルトーに師事し、翌年からパリ音楽院のフェルテのクラスに入りました。1943年にピアノで1等賞を取った後、ビュッセルのクラスで作曲を学び、19歳でローマ大賞を受賞。昨年(2013年)に亡くなるまで、ダマーズはピアニストと作曲家の両方を精力的にこなした人生を送りました。彼の作品は、若い頃の作品から一貫した作風があり、見事にその個性を保ち続けました。平明さと職人芸を素知らぬ顔で行き来するダマーズの手法は、彼の揺るがぬ音楽の基礎力の高さに由来するのでしょう。また、バレエ音楽を多く手掛けた経験も曲中に反映されていると思います。 「ペイザージュ(景色)」は、晩年の作で2003年に工藤重典氏の委嘱で作曲されました。9つの小品からなる組曲のような構成で、ダマーズの世界を“景色”に見立てて集大成する趣向です。慣れ親しんでいるダマーズの旋律に新たな不協和な響きを加えているところに新鮮さを感じます。(解説/三上明子)スタッフより
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