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後期ロマン派の知られざる作品は最近になって次々と再発見されていますが、スイスの作曲家、ヨーゼフ・ラウバーの「グランド・ソナタ」もその一例です。スイス出身のウィーン交響楽団のフルート奏者、ラファエル・レオーネの示唆により出版の運びとなりました。 ラウバーは、チューリヒ音楽院でフリードリヒ・ヘーガーに学んだ後、更にミュンヘンでラインベルガーに作曲とオルガン、パリでディエメールにピアノ、マスネに作曲を学びました。この間、ラウバーは、ドイツの後期ロマン派とパリの印象派の先駆けの空気を十分に取り入れたことでしょう。ジュネーヴ音楽院で作曲を教えた門下生としては、マルタンが有名です。 「グランド・ソナタ」は、第1楽章 Patetico (感傷的な)、第2楽章 Pastorale (田園曲)、第3楽章 Burlesco (ふざけた、いたずらっぽい曲) の3楽章からなり、精緻な構造を持ったソナタです。第1楽章は後期ロマン派の色濃い楽章。第2楽章は、印象派より前のパリを思い出させ、第3楽章は、無窮動の面白さをピアノと共に存分に表現します。スタッフより
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